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物流事業に欠かせないトラック

トラック

輸送の根幹トラック輸送

国内経済は、物流を基本として成り立っています。
物流は、航空貨物運送事業、内航海運業、鉄道貨物輸送、トラック輸送の4つの輸送法で構成されており、中でもトラック輸送は国内物流では欠かすことのできない存在です。

消費者の目線に立ってみると、トラックばかりが街で走っているので、トラックだけによって運送が支えられていると思いがちです。
しかし、実際のところは、輸送業務だけで成り立つものではなく、輸送業務以外の5つの業務と共に機能することによって成立しており、これらを物流の6大機能と言います。

物流機能6つ

国内物流を構成する6大機能とは、輸送業務、保管業務、荷役業務、梱包業務、流通加工業務、情報管理業務の6つです。
輸送業務とはその名の通り荷物を運ぶ業務のことで、保管業務は荷物を安全に保管しておく業務を指します。
荷役業務とは、物流センターへの入出庫業務のことで、梱包業務は製品を汚れや傷から守る業務のことです。
流通加工業務とは出荷後に二次加工を行うことで、情報管理業務とは、倉庫管理や輸送管理によって正常な物流の支援を行うことを指します。

トラックには様々な種類がある

トラックは全て輸送用に作られてはいますが、ひとくちにトラックと言っても、種類や大きさが豊富にあります。
精密機器を輸送する際は、荷台が露出しているトラックを使ってしまうと機器が故障してしまいますし、生鮮食品を普通のトラックで輸送すると、品質が悪くなってしまいます。
そのため、精密機械の輸送ではしっかりと荷台を風雨から守れるタイプでなければいけなく、生鮮食品は保冷機能がついていなければいけません。
また、小型トラックを長距離輸送に使ったり、大型トラックを短距離輸送に使うのは非効率であるため、適材適所のトラックを選ぶことが重要です。

時代によるトラックタイプのニーズ変化

かつてはトラックの輸送に使われたのは、荷台が露出している平ボディタイプが主流でしたが、物流量の増加により、多くの積荷を汚すことなく輸送可能な、アルミバンやウィングボディが用いられるようになりました。
一方で、オンラインショッピングの普及により、小回りのきく小型トラックの需要が少しずつ伸びてきているのも事実です。
また、ふるさと納税が人気になったことで、食材の配達が増え、断熱加工や保冷加工を搭載したトラックも需要が増えてきています。
このように、トラックの需要は、時代にあった物流の消費者ニーズに適応しているのです。

時代を読めばトラック物流がわかる

物流を支えるさまざまな輸送法の中で、トラックは一際重要なものです。
時代によってトラックのニーズは変わるので、時代の変化を柔軟に読み取るようにしましょう。