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スーパーマーケットの流通

スーパーマーケットの流通とは

日々の買い物に便利なスーパーマーケットは、商品を生産者から消費者へつなぐ流通という形がとられています。
つまり、私たちが日々スーパーで買う商品は、流通の経路をたどっているわけです。
この記事では、スーパーマーケットの流通についてお伝えします。

スーパーマーケットに関する流通についてシミュレーションしてみましょう。
仮にAという食品があるとします。
Aは工場で製造され、そこから卸売業者に行き、スーパーマーケットとなどの小売業者で販売されます。
その過程で、Aは物流という動きに乗ります。

物流は、Aが倉庫から目的地に運ばれる流れ、商流は商品の売買、代金決算といった伝票に関する動きです。
それぞれ物的流通、商的流通とも言われます。
こうした活動に携わる業者が流通業者です。

Aを生産した工場側は、より多くの商品を売ってもうけたいと考えます。
一方でAを購入したいと考える消費者は、より安い値段で手に入れたいと思うもので、そのためにより安い店を選びます。
このような生産者と消費者の駆け引きが、物流に関わってくるものです。

流通チャネルとも呼ばれる流通経路

流通チャネルとは、商品またはサービスが流通する過程のことで、流通経路とも呼ばれます。
その形は大きく2つに分かれます。
1つは直接物流で、生産者が小売業者に販売する型です。
もう1つは、間接流通というやり方で、卸売業者を通して販売します。

従来は間接流通が主流でした。
しかし、1980年に全国展開の大きなスーパーマーケットを始めとする小売業者が、メーカーから直接仕入れるようになり、直接物流が行わるようになったのです。

そして、SPAという製造小売業者も現れました。
SPAは、小売業者が企画し、委託生産した商品を販売するという、当時としては新しい方法です。

現在は、業者を通さずに流通経路を短縮した直接流通が増えています。
インターネット販売や農産物や水産物の産地直送販売がそれです。

流通経路短縮化の3つの理由

この数年の間に、小売業者は流通経路を短縮化するになりました。
それには3つの理由があります。
まずは消費者が低価格商品を望むことです。
販売経路が短縮されればされるほどに、商品の価格は安くできます。

そして自社利益を得ることも、理由の一つと考えられます。
他の業者を通さなければそれだけ、自社の利益は増えるからです。
また、インターネットの発達や宅配便の普及で、直接消費者に届けられるようになったことも理由の一つです。

間接流通の流通チャネルは3種類

間接流通の流通チャネルは3種類です。
1つめは開放型チャネルで、販売先を決めずになるべく多くの流通業者に頼む方法です。

2つめとして考えられる選択型チャネルは、流通業者を限定的にピックアップする方法です。
消費者が、商品を比較検討できるようになるので、家電や洋服、家具類に適しています。

閉鎖型チャネルが3つめです。
特定の流通業者のみに自社商品を流通させ、ブランドイメージを図る方法です。