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そもそも物流とは何か

物流とは

意外と知らない物流の意味

私たちが普段生活していると、よく物流という言葉を耳にしますよね。
なんとなく文字通り物の流れかな?と思っているかもしれませんが、実際はどういう意味なのでしょうか。

物流とは、商品が届けられるまでの一連の流れを言います。
インターネットで注文した商品が、購入者の手元に届くまではもちろん、会社が小売店に商品を届ける工程も物流の中に入ります。

なんのための物流?

物流の目的は、商品とそれを求めている人の時間的・空間的ギャップを埋めることです。
商品をどれだけダメージなく迅速に届けるかが必要とされており、どれだけ効率を上げられるかが重要なポイントとなってきます。

自社で物流を行う際は、物流に関わる人員が必要になるほか、運送に関わるトラックおよびドライバーの手配や、商品の保管管理費など、多くのコストがかかります。
そのため、物流の専門業者に委託する企業が増えているのです。

どこまでが物流?

物流と一口に言っても、さまざまな領域があるので、これから大きく5つに分けて紹介していきます。
5つとは、「調達物流」「生産物流」「販売物流」「回収物流」「リサイクル物流」です。

調達物流とは、商品を製造するための材料を、自社工場に輸送するための物流です。
対象商品が海外にあることもあるので、納品させるまでの時間的コストをいかに減らすかが、コストを抑えるかが肝になります。

生産物流とは、本社から工場、工場から支社など、社内で物が動くことです。
販売物流とは、発注されて倉庫から注文者に納品するための物流になります。
我々にとって最も馴染みのある物流で、ネットショッピングなどが販売物流にあたります。

商品を届けるだけでなく、回収することも物流の一部です。
最近は少なくなりましたが、コーヒー牛乳のビンなどの回収が回収物流にあたります。
リサイクル物流とは、回収物流とは異なり、リサイクルを目的としています。
自治体が行なっている空き缶やペットボトル、古新聞の回収などがリサイクル物流です。

物流とロジスティクスの違い

物流は物の流れでしたが、ロジスティクスとは、その物の流れを最適化するためのシステムのことを指します。
欠品が起こらないようにするための適正な在庫管理や、効率化によってコスト削減を図るなど、物流の効率化や物流の一括管理が可能です。
物流をアウトソーシングしたい企業にとっては、コストで見ても、作業でみても最適なシステムだと言えます。

物流で世の中の流れを知ろう

物流とは、商品が消費者の手元に行き渡るまでの物の流れです。
目的は注文者の時間的・空間的ギャップを埋めることで、効率化が重要なポイントとなります。
物流を理解することで、世の中の物の流れがわかりやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。